「薬学部は大変?ツライ?」現役薬学部生が語る、薬学部の闇 6選

どうも、Leoです。

今回は、現役で国立大学の薬学部に通っている私の視点から、「薬学部の闇」についてお話していこうかと思います。

最近、私の友達やツイッターなどのSNSで、薬学部の方がつらいと嘆いているのをよく聞くようになったきがします。

今回はその、「薬学部がどうしてつらいのか?」を現役薬学生の立場から語らせていただこうというものです。

この記事がおすすめできる方
  • 大学生の生活に興味がある方
  • 薬学部を始め、理系の学部、さらには医療系の学部に通っている方
  • そういった学部への進学を考えておられる方

 

ちなみに、今回の内容は、私が大学に通っている中で感じたことです。

私の大学の薬学部にのみいえる情報も、もしかしたら混じっているかもしれませんし、他の大学には当てはまらない例もあるかも知れません。あくまでも一意見、一見解としてご了承ください。

薬学部が大変だと言われる理由

単純に、大学の講義、実習がツライ

マッドサイエンティストは化学実験に失敗しました

まず、薬学部に通う学生の生活が大変だと感じる場合の主な理由は、「単純に普段の講義・実習が大変である」ということです。

講義1つ1つの難易度もさることながら、

ほかの理系の学部と比べても、むしろ他学部のほうが大変だということはよくあります。

「講義だけの大変さや難易度なら、他の学部の学生の方が大変な思いはしているのでは…?」

しかし、医学部や薬学部をはじめ、特に医療系の学部にありがちなことですが、講義が大変になる理由は、その密度であると言えます。

現場での実習、研究活動が大変!

化学実験室科学インテリア

薬学部では、将来就職してから、実際に処方、臨床の現場で働く方はもちろん、研究開発の仕事に就く方も多いのが特徴です。

 

となると、どうしても大学では勉強をしているだけではなくて、実習、研究活動が不可欠になってきます。

将来薬剤師になる6年制学科、研究を主流にする4年制学科を問わず、臨床現場・研究現場で必要な知識を身につけるべく、薬学部のカリキュラムには様々な学生実習や、研修、研究活動が組み込まれています。

実習では、生物学、化学に関する基礎実験から始まり、学年が上がってくると、研究室の配属がなされ、自分の研究を学部生の間に行う大学もあります。

実習は、ただ実験をしたというわけではもちろんだめで、毎回の予習、実験後のレポート作成などをやります。

ほかの理系の学部の場合、大学院生になってから研究を本格的に行うのが多いのかもしれませんが、薬学部はそれを、学部生の早い段階から積極的に行います。

もちろん、同時並行で普通の講義を受けたり、テスト勉強も行わなければいけません。

コマ数がなぜか多い

デスクでコンピューターを使用して卒業帽の学生

これも、正直勘弁してほしい話ではあるのですが、他学部と比べて薬学部の授業コマ数は多いような気がします。

例えば、国公立、私立問わず、大体授業が1限目からあるなんていうのは、薬学部性にとっては当たり前の話だったりします。

もちろん毎日そういうわけではありませんが、1年生の入学時からかなりの講義が入ってきます。

単位がほぼ必修

 

必修の科目が多いのは、主に理系の学部で顕著なことかと思いますが、薬学部はその中でもさらに多かったりします。

理学系や工学系の場合は、自分の専門とする分野に応じて履修する科目を選択できたりすることが多いのですが、医療系の学部というのは、必修で学ばなければいけないことが全体的に多いんですよね。

もちろん選択できる科目もいくつかありますが、自分の苦手な分野の勉強であっても、丁寧にしないといけないのは、なんとも辛いものです。

落単できない

さらに、単位が必修だということで、これには思わぬ弊害もあるのです。

  • 「もし落単しちゃっても、再履修すれば何とかなるじゃん?」
  • 「卒業までに単位をとり切ることができれば十分なのでは…?」

国家試験を受験する予定がない4年制学科の薬学生ならまだしも、6年制の学生は国家試験を受験することが決まっています。

上で述べたように、薬学部の講義は必修なものが多く、しかも殆どが国家試験の出題範囲に入っている講義ばかりです。

ですから、国家試験が迫れば迫るほど、未履修単位が残っていることが不利に働くということです。

コマ数が多いので、空きコマが少ない

これは、必修科目の多い薬学部では容易に想像できることです。要は以下のようなことです。

再履修によってもう一度単位を取得しようと試みるも、次の学期の必修科目がたくさん入ってくることによって、再履修科目を履修する時間が確保できない…

これは大学にもよりますので、一概には言いづらいところがあります。

ですが、例えば私の通う薬学部の場合、1年生の前期に落としてしまった単位については、3年生以上にならないと「空きコマ」の関係で再履修できなかったりします。

6年間または4年間を通して全体的に忙しめの薬学部においては、こういったことが

高学年になるほど、時間がなくなる

これは、先ほどの理由と関連にしている部分がありますが、薬学部では学年が上がるにつれて、実験の実習や研究活動、病院・薬局での実習が組み込まれてきます。

さらに、卒業間際になればなるほど実習、研究活動、卒業論文、国家試験の勉強、就職活動などが立て込んできますので、それまでに単位はすべて拾っておくことが必須条件です。

 

 

国家試験が意外と難関

さらに、薬学部に入ったからと言って、何も自動的に薬剤師になれるわけではありません。

医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、栄養士、理学療法士、放射線技師など、医療関係の専門職に就くには必ずと言っていいほど、資格を取得することが必要です。

もちろん薬剤師もその一つで、これが突破できない限り、薬剤師になることはできません。

Leo
Leo

「薬学部なんて、薬剤師になるための勉強ばっかりやってるんだから、薬剤師国家試験なんて楽勝でしょ?」

って思われがちですが、意外とそうでもありません。

2019年に行われた、第104回薬剤師国家試験の合格率は、全国で約70%です。

これは、去年の第103回のデータとほぼ変化がありません。

おおざっぱに言ってしまうと、

「薬学部の学生であっても、3人に1人はそのまま薬剤師にはなれない!」

ということです。

薬剤師になるのが意外にも難しい理由は、単に試験が難しいということだけではなく、

人によっては、大学での研究活動や、就職活動と同時並行で、国家試験の準備をしなければいけないのだということです。

もちろん、そういった例は少数だと思いますが、

「国家試験」という、医療系の学部特有の試験があるというのは、学生にとってかなりのプレッシャーと負担になります。

院試

4年制の学科に通われている方というのは、卒業後にそのほとんどが大学院に進学します。

 

院試ならではの緊張感

先ほども述べたように、学部時代の友人のほとんどが院試を受験します。

試験ですから、毎回受かる人がいれば、落ちる人も…

ですが、受験される皆さんは心のどこかで、「結局、みんなで受かるんだろう…」と思っている、あるいは思いたくなるのです。

「周りの友人がみんな合格する中、自分だけ落ちたら…」

こういった緊張感があるのは、院試や国試特有のものかも知れません。

学部での研究活動や、自分の生活を維持しながらの試験勉強

大学受験の頃とは、少し環境が変わってきます。

一人暮らしをされている方にとっては特に、自分の生活環境を整えつつの試験勉強です。

人によっては他にも、バイトや額での研究活動の合間に試験勉強をしなければいけないこともあるでしょう…

(薬学部が医学部よりも入学が簡単だから)

これは、薬学部に通う学生目線の理由かもしれません。

皆さんご存じの通り、医学部というのは、文系理系問わず、大学の学部の中では最も入学が難しいとされている学部かと思います。

これは国公立大学、私立大学問わず言えるのではないでしょうか?

直接人の生命に関わる職業ですから、そんなに簡単に入学できるわけではないというのも納得できることかと思います。

対して、薬学部はどうでしょうか?

同じ医療系の学部ではありますが、はっきり言って、医学部ほど入学の難しい学部ではないと思います。

確かに、理系の学部の中では難易度の高い学部であるかもしれませんが、大学によっては、比較的入学しやすい学部でもあるかと思います。

私立大学や、単科大学(薬科大学)には、そういった大学もあるのではないでしょうか。

しかし、だからと言って薬学部も、

将来的には、「薬」という人の生命に関わる物を扱う職業に就く方を育てる場でもあります。だからこそ、それなりに厳しい教育をける必要があります。

このギャップが、薬学部に通う学生が、「なんとなく薬学部はツライ」といった印象を持つ一因ではなかろうかと思います。

薬学部は、医学部と比べて、「めちゃくちゃ勉強できる方」ばかりが入ってくる学部なわけでもない上に、勉強はかなり大変…

ですので、薬学部に入学してから勉強で苦労するという方は意外と多いのかもしれません。

(実際、僕もその一人ですw)

いかがだったでしょうか。

今回は、自分の経験、そして先輩から実際に聞いてきたことを中心に、薬学部の苦労をお話させていただきました。

ですが、これはあくまでも、薬学部生にとっての苦労です。

実際に薬剤師になったり、企業で働くようになったりすると、実はまだまだ苦労することがたくさんあったりします。

しかし、そんな学生時代、就職後の苦労があっても、薬剤師、研究員といった職業はやりがいのある職業なのではないでしょうか。

苦労の分だけ、ポジティブなことはたくさんある職業であることは、薬学部を卒業されて就職された私の先輩方が、皆さんおっしゃっていたことです。

少しでも、今回の記事が皆さんの知見に役立ち、ご参考になれば幸いです。

今回のブログは以上です。お読みいただきありがとうございました。

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