ブログを始めたいという人は多いのだと思いますが、いざ始めようと考えついた際、最初に気がかりになるのが、こういった悩みです。
- 「何をテーマに情報発信していいのか、全くわからない」
- 「どういった内容の記事を書いていいのかわからない」
- 「自分の活かせる強みというのが、意外と少ない気がする」
ということで今回は、大学生でブログを運営している自分の立場から、ブログを始めたいという大学生がブログテーマを決める方法について、紹介していきます。
目次
注意点
早速お話していきたいところですが、その前に、少し確認していただきたいことがありますので、ここで共有しておきたいと思います。
今回紹介する内容は、あくまでもこうした前提のある方を想定しています。
- 自分の知識や経験を、ブログとして多くの人に発信したい
- 単なる日記の場としてではなく、誰かにとっての学びがある場としてブログを運営したい
- アフィリエイトや広告料を通して、収益を獲得したい
- 副業として、できればまとまった収益化を狙いたい
こうした考えをお持ちの方々に対するアドバイスです。
気ままに自分の日記として更新したり、普段の出来事などを記録する場としてブログを楽しみたいという方は、そこまで今回の内容を気にかける必要はないと思います。
3つのキーポイント
まず、ブログテーマを決定する上で考慮するべき軸としては、以下の3つに絞ることができます。
これらに関しては、多くの有名なブロガーの方も紹介している印象があり、かなり信頼度はある方だと思いますし、実際に大学生に見られている当ブログの運営でも意識している点です。
- 継続しやすいテーマであること
- 読み手が定まっていること
- ある程度の収益化が見込めるテーマであるということ
これらの3つの軸について、今回はそれぞれ簡単に説明していきます。
正直言って、どの側面も継続的に、確実に、閲覧数と収益を伸ばして行くためには重要な戦略ばかりだったと、自分もブログを運営していてひしひしと感じることがあります。
これら3つの側面は、すべてブログ執筆のモチベーションを維持するという上でも非常に重要です。
ポイント1:自分が継続しやすいテーマであるか?
何事に関しても当たり前ですが、ブログサイトを運営していくと決めたからには、継続が命です。
記事は継続的に更新していかなければ、スキルアップ・閲覧数アップ・収益アップが見込めないのも事実ですし、それが成長しているブロガーとの差にも現れていると言っても過言ではありません。
ということはもちろん、ブログを始める際、これからの自分がブログを作り上げていく上で無理のない継続ができる、自分にあったテーマを選ぶことが滅茶苦茶重要です。
テーマ選びのポイント:継続しやすさ ≒ 自分らしさ
実際に、ブログを立ち上げたときに投稿する記事のテーマや、ブログ全体としてのコンセプトを決める際に有力になるのが、以下の3つです。
- 自分が好きでやっていること、趣味、特技
- 自分の専門分野、勉強している学問
- 自分が取得している、取得を目指している資格
これらは要するに、自分の個性をはっきりと活かしたテーマ選びをしようということです。
無理なく継続していくためには、自分が書こうとしている記事に対して、どのくらい精通しているかどうかが物を言うと考えてもらって構いません。
例えば、自分の知らないことばかりのジャンルで、自分の購入したことのない商品ばかりを紹介するとなった場合を想像してみてほしいです。
正直言って、これはこれで大変です。
途中まではなんとか継続できても、収益が入ってこないことには途中で挫折してしまって、モチベーションの創出が困難になってしまうかもしれません。
ですから、自分の書きやすいテーマ、自分が知っている話題、経験談が多くあることをメインに定めるというのは、長期的にブログを続けていくためにはありと言えます。
自分の興味と収益化のしやすさ どっちを選ぶ?
とは言うものの、「じゃあ、自分の興味がそこまで湧かないような分野をテーマに選んではいけないのか?」というと、そうとも限りません。
実際に、高単価の案件が多いジャンルを狙ってテーマを選び、専用のブログを立ち上げて収益を稼いでいるという方は、有名なブロガーの方の中にもたくさんいらっしゃります。
しかし、傾向としては、まずはブログを始めたての方が扱うテーマとして、自分が興味を持ちやすいテーマを選ぶことがおすすめできるというわけです。
その理由としては、とにかく初心者に優しいということです。
- モチベーションの管理がしやすい
- 収益化がうまくできなくても、趣味として続けてみようという気概も生まれやすい
- 記事にするネタが湧きやすく、更新するハードルが減る
- ブログに対する不安を払拭しやすい
私の個人的なおすすめとしては、以下の流れがおすすめです。
- 自分の興味が持てる分野から記事を開拓する
- 更新頻度や、記事の書き方などを定めていく
- コツを掴んできたら、高単価な案件を狙ったり、専門外のジャンルにも挑戦する
有名なブロガーさんも、こうった流れを踏んで記事を書いているという方は、意外と多い印象があります。
初心者にありがちなこと
後でも述べますが、ブログはただの感想文のままでは伸びにくいのが現実です。
自分の好きなことだからといって、ただ自分の体験話、経験談、感想文を垂れ流しているようでは、どうしても限界があるんです。
「感想文は書きやすいから…」というのはたしかにその通りです。
しかし、できるだけ相手の立場に立って思考する、書くといったプロセスは、いつかは絶対に必要になる考え方だということを強調しておきたいと思います。
ポイント2:誰に、何の情報をつたえるのか?
2つ目の観点は、読み手のターゲットをどのように絞り、誰に対してどんな情報を伝えるのかを決定していくことです。
そもそも多くのブログは、身内や知り合いに知ってもらうことを想定しているというより、むしろネットに公開することを通して、不特定多数の人に読んでもらうことを想定しています。
ネット検索をする人は、何かしらの情報に期待して、アイデアや解決策、知識を得ようとしているはずです。
そのためブログを発信する方も、予め読まれる存在を想定してブログ記事を仕上げるというのが、前提となるわけです。
記事を書く上で、重要な観点
では、どうすれば読み手に適切な情報が伝えられるのか?
読み手を定めたり、記事を書いていく上で必要になる観点としては、以下のようなものがあるはずです。
- そもそも、誰がどんな悩み・疑問を持っているのかを知ること
- その疑問・悩みに対する解決には、何があるのかを知り、記事にすること
- 自分が書いた各記事では、それぞれの疑問が解決されているのかを確認すること
- 自分が、このブログの読者としてこの記事を実際に読んだとき、満足できるか意識すること
これは、あくまでも一例に過ぎませんが、どのブログにおいても実践できるはずです。
ブログテーマを定めたり、記事テーマを選んだり、そして実際に記事を書く際にも、上に挙げたような点を意識するというのは超重要な考え方なのです。
先ほども説明しましたが、ブログは「独りよがりな場」であってはいけません。
いや、いけないとまでは行かなくても、少なくとも読者を意識した書き方、テーマ、内容が重要ですし、収益化を目指していく上では、「知りたい情報を適切に届ける」というのが欠かせない考え方です。
テーマ選びのポイント:読み手を意識していること
読み手に読まれる文章を書いていく必要があることは、さらに実感していただけるようになったと思います。
ではそのために、具体的にできる方法を挙げていきます。
- 検索ボリュームをもとに、キーワードを選定すること
- 検索上位のサイトでは、どういった内容・構成で書かれているのかを知ること
- 読み手に対して、必要な情報が過不足なく届けられていることを、記事を書いた後に確認すること
簡単な例
- 自分の使っていた「〇〇」という商品を、みんなにも使ってほしい
- おすすめできる本や、ゲーム、趣味など、若者にうけそうな話題を発信したい
- 自分と同じような悩みをもった人が、きっといるのではないか?
例えばこういったモチベーションがあれば、そこから記事の話題が自然に生まれてくることがあります。
ポイント3:収益化が見込めるか?
ブログを書く上で誰しもが気になるのが、収益が見込めるかどうかということですが、続いて紹介するのが、この収益化に纏わる話です。
続いては、収益化の観点から、適切なテーマ選びについてまとめてみたいと思います。
ブログで稼ぐのって、実は大変…
ブログを始めたいという方の多くが、収益化を見込んで記事を書いていたり、始めから副業として稼ぎを得るためにブログをしていると思います。
実際にその考え方ができるというのは、そもそもとても立派なことですし、できるようになれば相当な自信と経験にもつながっていきます。
とはいえ、誰しもが簡単に収益化を達成できるという訳ではありません。ブログを始めたての頃は、皆さんありがちな悩みや不安にぶち当たります。
- 「PV数が伸び悩んでしまって、モチベーションが下がり気味になる…」
- 「PV数の割に、収益が今ひとつ見込めなかったりする…」
- 「書くべきブログのネタが尽きてきて、少し更新がしんどい…」
こういったことが、特に初期の人にとっては往々にしてあるものです。
どうしても、収益が見込めるということがブログを継続していく上でのモチベーションにもなり、これがまさに「要(かなめ)」と言えるわけです。
テーマ選びのポイント:収益化の手段として、アフィリエイトも組み込めること
ブログを収益化するために使う方法としては、主に以下の2つがあることはご存知の方も多いはずです。
- Google Adsense
- ASPを利用した広告アフィリエイト
実際に収益を伸ばしていくためには、やはりGoogle Adsenseの広告料だけではなくて、できればASPのアフィリエイトを使うことが望ましいです。
そうなると、記事のテーマもそれにあったものである必要があると考えられます。
単価としては、後者のASP広告のほうが高いことはもちろん、より長期的にまとまった金額を稼いでいくためには、必要不可欠とも言えます。
できれば、下記のようなアクションプランを実践していただくことが大事です。
- 大手のASPに積極的に登録する
- 自分の紹介できそうな案件を検索する
- 自分の書きたい記事に沿ったASP、案件は何かを考える
- その広告を記事内に掲載しているブログをチェックして、記事の書き方などを知る
薬学生の私の例
あんまり抽象的な話が続いても仕方がないとも思いますので、自分の例を紹介して起きます。
例えば、この記事を書いている私の例で言えば、以下の3つを主軸としてブログを更新しています。
- 薬学部に通う学生として、自分の学生生活や勉強の話題などを発信する
- いち理系大学生として、一般的に役立ちそうな情報を発信する
- 自分が好きなこと、趣味、読んだ本などを紹介する
2つ目と3つ目に関しては、そこまで差別化が難しいというのが正直なところではあります。
しかし1つ目に関しては、そもそも薬学部の学生でブログをしているという方が少ないということもあり、自分なりの立ち位置を確立しつつあるのではないかと思っています。
注意が必要なテーマ
最後に、「このテーマについてブログを書くとなると、少し難易度が高いかもしれない…!」というテーマについて紹介しておきたいと思います。
一般的に初心者には難しいとされている記事は、他にもたくさんあるはずです。ただ今回は、大学生の自分が経験したことのあるものの中から、一部を取り上げることにします。
ここで紹介しているのは、あくまでも自分を含めたブロガーらによる1つの目安でしかないと考えてもらって結構です。
- 初心者が始めていくためには、少し難易度が高い
- まとまった収益化を見込む上では、少しのテクニックと覚悟が必要
といった意味ぐらいに受け取っていただけると幸いです。
書籍紹介、書評
1つ目におすすめしないブログのジャンルテーマは、様々な本の紹介をしたり、実際に読んだ感想を述べて書評をしたりするブログです。
こうしたブログを作り上げて成長させていくためには、それなりの覚悟が必要だと思っています。
商品単価が低い
書評ブログの難易度を高くしているものは、ズバリこれに限ります。
本を紹介するというのは、たしかに効力があることは間違いないですし、需要も絶対ある内容ではあります。
とは言え問題になるのが、ASPを通して本の広告を貼ったりしてアフィリエイトを継続していこうにも、本の購入1件あたりの収益が小さいことが多いということです。
購入してくれた際の収益が少ないという特徴は、概ねどのASPにも当てはまる内容ではあります。
解決策としては、例えば以下のようなことを意識すると良いとされています。
- 読書をするのにお得なサブスクリプションサービスを一緒に紹介する
- まとまった量の本の紹介、書評を行う
- ダイレクトアフィリエイトを利用する
大学受験の勉強法・参考書
大学生になってから、ブログを始めたい or 始めたという方は多いかと思いますので、大学受験を経験して間もないという方も多いはずです。
しかしこれに関しても、ここでは「注意が必要なテーマ」として扱っています。
これはあくまで、個人の見解、主観に過ぎないと言えばそうなのかもしれませんが、大学受験に関するテーマの難易度は、結構高い部類に入ると思います。
こちらの理由としては、主に2点あると思います。
- 収益化が見込みづらい
- 進学情報誌、塾・予備校の記事など、競合が多い
先ほどご紹介したように、書籍の購入単価というのは、かなり低く設定されていることが多いのが現状です。
私のブログでも、大学受験に関する内容の記事が少ないのは、それを意識してのことでもあります。
まとめ
今回ご紹介したまとめをするなら、まさにこのような感じです。
継続しやすいジャンルを選ぼう
- まずは、自分が興味を持てる分野、得意ジャンルからのスタートがおすすめ
- 高単価の案件が多いジャンルは、軌道に乗ってからがありかも…
読み手を意識しておこう
- ただの日記としてではなく、情報を提供する場を心がけよう
- 読み手の悩み、疑問が何かに対して思いを馳せてみる
収益化を見込んでいこう
- 収益化を目指すこと、出来ることも、重要なモチベーション源
- ASPのアフィリエイトも視野にいれるべし
最後までお読みいただいて、どうもありがとうございました。