おすすめの理系教養本 13選! 中高生・大学生・社会人まで

今回は現役薬学生の私から、中高生、大学生、社会人の方にまでおすすめの理系にまつわる本をご紹介していきます。

私の専門である薬学というのは、化学・生物学・医学はもちろんですが、数学や物理学といった学問の知識も重要になってくる、言わば「階層的な学問」です。そんな薬学部に所属する自分だからこそ、自分の体験に基づいて様々な角度から本のご紹介ができると思っています。

今回は、読書・教養・数学・物理学・化学・生物学といったジャンルに分けた上で、それぞれの分野でおすすめの本をご紹介していきます。

こんな人におすすめ
  • 専門分野外の教養を身につけたい理系大学生
  • 教養としての科学を学んでみたい社会人の方
  • 理科・科学に興味のある中学生・高校生

 

理系が文章力、読書欲を得るための本

 

理科系の読書術

 
1冊目のご紹介は、そもそも読書をすることについて書かれている本です。
いくら勉強をしたくても、本がある程度読めなければ情報収集すらできませんし、自分の興味ある本にであっても、読み切ることができないのでは話になりません。
 

とりわけ、理系の皆さんにとってありがちなのが、次のような悩みです。

  • 中学生、高校生の時も国語が苦手だった…
  • 本を読み始めたはいいけど、全然まで読み終わらない
  • とりあえず、活字が超苦手
  • 新しく、趣味として読書を始めてみたいけど、続くか不安…

特にこういった悩みを抱えたことのあるような方にとっては、きっと最適な本でしょう。

この本の中では、以下のように、理系の皆さんが読書を好きになれるような読書術が紹介されています。

  • 読むのが苦手な人のための読書術
  • 多読と速読の技術
  • 読まずに済ませる読書術

「読書を今までそんなにしてこなかった…」という理系大学生にとってもうってつけの本です。

Leo
Leo

理系だからこそ、勉強や研究には読書が必須!論文を読めるようになるためにも、硬い文章になれておくことも大事!これを読んで、活字苦手を克服だ!!

 

 

図解でわかる!理工系のためのよい文章の書き方 論文・レポートを自力で書けるようになる方法

 

タイトルは、「理工系」となっていますが、理系のどの学部の方にもおすすめです。

  • 良い文章を書く際に必要な7つの原則とは…
  • 文章を書く際の構成や、言葉遣い

実際の実用例を載っけてくれているので、とても具体性があって実践しやすいです。

こんな人におすすめ
  • 実験のレポートってどう書けばいいのか、結局分からない方
  • 「論文とか報告書、いきなり書けって言われてもできない」って方
  • 「文章の書き方なんて、今更どうしようもない!」と思ってる方

こんなお悩みをお抱えの理系大学生諸君、これを読めば、教授からレポートの再提出を被ることはなくなるでしょう。

 

理系(科学)に関する教養の本

こんな人におすすめ
  • 科学の歴史・教養を少しでも身につけたい方
  • 外国語、分厚い本、原書など、ハードルが高いことはなしで、手っ取り早く勉強したい方

科学技術の現代史

 
いきなり新書のご紹介です。

新書に馴染みがないという方もきっといらっしゃることでしょう。しかし、この本こそ、新書を買って良かったと思える一冊です。
 
第二次世界大戦以降から現在に至るまで、世界規模で科学技術の進歩がたどってきた道のりを壮大なスケールで書いています。
 
現在ホットな科学分野である、AI・宇宙開発をはじめ、エネルギー問題や遺伝子工学に関する話題などを取り上げ、網羅的に、そして本格的に学ぶことができます。
 
Leo
Leo
文章が簡潔で無駄がない一方、内容も本格的で読み応えがスゴイ!最終章で、筆者の投げかける問題提起にも注目!
 

世界がわかる理系の名著

 

先ほどは、現代の科学に関する本でしたが、今度は科学の歴史にまつわる本です。こちらは、歴史的に超有名な科学者たちの著書についてまとめられています。
 
著者は京都大学大学院教授の鎌田先生です。大学の先生が書かれたとはいっても、結構読みやすく、手軽なのが特徴です。
 
ニュートン・アインシュタイン・ガリレオ・メンデル……
 
理系の方に限らず、誰しも一度は名前を聞いたことがるであろう科学者たちですが、
 
  • 一体何をした人なのか分からない……
  • ましてや、その著書については全然聞いたことがない……

そう感じている方もいらっしゃるかと思います。

一つの著者(科学者)・著書に対して、

  • 著者のプロフィール
  • 著書の内容、抜粋
  • 世界に与えた影響
  • その人物の興味深いエピソード
  • 教訓

などがまとめられており、

Leo
Leo
大学生、一般の方にとって、科学の教養を身につけるにはピッタリ!


科学哲学への招待

 

「科学哲学」という分野を耳にしたことのある方は、きっと少ないと思います。本来この分野というのは、勉強するには非常にとっかかりづらく、敬遠されがちな分野でもあります。

本書では、そんな難しい内容を簡潔に、初心者にも分かるように解説してくれています。

世界規模での科学の歴史・その発展の経緯・その哲学的考察という、全体は3要素に分かれており、先ほどのように、ニュートン・アインシュタインをはじめ、様々な科学者たちの歴史的立ち位置、彼らの掲げた科学分野の成立経緯などもまとめられています。

Leo
Leo
難しい分野のはずが、できるだけハードルを下げてくれているから、中身が理解しやすく、読者の好奇心を高く保ってくれる!良い意味で広く浅い本!


科学と非科学 その正体を探る

 
こちらは科学にまつわる根源的な話題を集めたエッセイ調の本です。
 
内容はかなり面白い話題が並びます。
 
  • 科学は「絶対にこれは正しい」と言い切ることはできない
  • そんな絶対ではない科学と、私たちはどう付き合っていくべきか
  • 科学では説明できない、科学者の熱意、研究の意味
  • 生命の不可思議さ
  • 現在の大学に対しての痛烈な批判
  • 最新トピック(宇宙・AI・生命)
  • 生きている意味
こんな人におすすめ
  • 科学とは何か、科学について今一度考えてみたい方
  • 科学では説明できないこととの向き合い方を知りたい方
  • 分野によらず、これから科学を学ぼうとしている学生
 

数学分野

フェルマーの最終定理

 

タイトルで、圧倒されてしまいそうな感じですが、専門書ではございませんのでご安心ください。

実際の中身を言うなら、「ドキュメンタリー」です。
寧ろ、数学的内容は、一切出てきません!
 
理系の方なら誰もが知るであろう、何人もの数学者たちを長い間苦しめてきた難問……
 

この本の中では、この難問を解決するまでに至る歴史的背景、エピソードなどを時系列で説明してくれています。

現代数学のありとあらゆる分野の知識を総動員し、世界中に散らばってる多くの天才数学者たちが、その生涯をかけて取り組んできたものの、一向に解決しなかったのはどういうことなのか……

同じ数学者であっても専門分野が少し違うだけで全く内容が分からなくなり、差には、彼らが論文1つを読むにも何日、何週間という時間がかかるという……

数学者たちの苦難に満ちた物語をご覧あれ……

専門的な内容は全くといっていいほど出てこないからご安心ください!あくまでも、ノンフィクションドキュメンタリーとして読んでみてください!数学に対する見方がきっと変わります!

こんな人におすすめ
  • 数学界最高難易度の難問に込められたドラマを体感したい方
  • 「数学なんか勉強しても意味がない……」 っと正直思っている方
  • 「数学者はキチガイ……」っと正直思っている方
  • 学び続けるすべての中高生・学生・社会人

 

 

数学が好きになる数の物語100話

 

こちらの本は、数学に纏わる面白い話題に、なんと100話をとにかく触れることができます。

実はこの本、目次から始まり、「0」、「1」、「2」といったように、ページ数を追うごとに、テーマとなっている数が徐々に大きくなっていくように書かれています。100話目を達成する頃には、もはや「無限大」まで数が大きくなって息ます。

何しろ、100話分もあるわけですから、しっかり数学を勉強した経験がある理系の学生からすると、

「あっ、その話題は知ってる!聞いたことがある!」

といった内容にも、沢山触れることができます。

 

物理分野

目に見える世界は幻想か? 物理学の思考法

 
こちらは、最先端の物理学について取り上げてくれている本です。
物理に冠する本といっても、難しい数式は本書に一切登場しませんし、「物理が苦手だ…」という方にとっても、あるいは習ったことのない方にとっても、易しい内容の本です。
 
こんな人におすすめ
  • 物理に苦手意識のある学生や社会人
  • 物理学という学問をざっくりと知ってみたい方

 

高次元空間を見る方法

 

 
大学で数学・物理を勉強していると、しばしば出てくる概念が「4次元」・「5次元」のような「多次元」というものです。
この本では、そんな高次元の概念について詳しく解説しています。この本を読み終える頃には、初心者の私たちにも高次元を理解し、想像できるようになることでしょう。
 
こんな人におすすめ
  • 少し高尚な数学・物理への第一歩を踏み出してみたい方
  • 4次元を理解してみたい方
 

化学分野

 

教養の化学: 暮らしのサイエンス

 
高校で習った化学の内容に加え、さらに発展的な内容が豊富に詰まっています。
題名の通り、生活の中で生かされている化学に関する話題や、トリビアを知ることができ、化学に対してさらに興味を持てるのではないでしょうか。
 
こんな人におすすめ
  • 高校で化学を学んで、より発展的なことを学んでみたい方
  • 高校の化学が好きになれなかった方
  • 化学を専門としない学生
Leo
Leo
フルカラーで、写真やイラストも豊富だから読みやすい!価格もリーズナブルだから、学生にも優しい!

 

元素周期表で世界はすべて読み解ける 宇宙、地球、人体の成り立ち

 
「化学」という枠でご紹介させていただいていますが、この本はとても「学際的」な内容が豊富で、化学以外の分野に関する話題がかなりたくさん含まれています。
 
高校で学習できる科学の領域と言えば、物理・化学・生物・地学の4つですよね。
理系の方であれば、物理と化学、化学と生物のように、化学も履修していたという方は多いでしょう。
 
ですが、大学に入るまでの間というのは、どうしてもそれらの科目を「全く別の学問である」と考えがちです。
「物理化学」・「量子化学」・「生化学」などのような学問は、高校の範囲では網羅できませんし、
そもそも、「理論化学」・「無機化学」・「有機化学」というように、同じ高校の化学であっても、ベンツ別の分野でしかないと思われがちです。
 
この本は、そんな科学全般に関するイメージを払拭することができるものです。
 
こんな人におすすめ
  • 高校の理科科目の垣根を越えて、さらに広く深く学んでみたい学生
  • 身の回りにあふれる自然や生活環境から、新たな知見を手に入れたい人
  • 中学や高校で習ってきた理科が、どうしても好きになれなかった人、理科が嫌いな人
 
Leo
Leo
身の回りの生活や自然界と、化学との深い関わりを知ることができる!新しい発見がある!なにげに、私もトップクラスでおすすめしています!


生物分野

生物と無生物のあいだ

 
これはまさに、ベストセラー・ロングセラーと堂々と呼べる一冊です。
 
この本の大きなテーマは、「生命の根源とは何か?」・「生きるとは何なのか?」というような、
誰しもが考えたことがある一方、とっても奥が深い疑問について考えることです。
 
さらに、この本にはもう1つの側面があり、それは、科学者や研究者の役割・仕事内容なども書かれていることです。
 
こんな人におすすめ
  • 生命の根源、生き物について今一度考えてみたい方
  • 科学者の生活、仕事、存在意義について知りたい方
 

ゲノム解析は「私」の世界をどう変えるのか? 生命科学のテクノロジーによって生まれうる未来

 

 
こちらは、あの堀江貴文さんも「これからゲノムが熱い! 」と推薦していらっしゃる本です。
 
「テクノロジーの進歩と私たちの理解との間にあるギャップを埋めるにはどうすればいいのか。」
という課題について、今一度真剣に考えて見るというのが、この本の目的です。
 
出だしは、小中学校で習うような生物に関する基礎事項から話は始まり、ゲノム解析・生体情報のデータ化と、少しずつ話は深くなっていきます。
最終的には、このテクノロジーを未来に向かってうまく用いていくために、私たち一人一人がすべき心構えを教えてくれます。
 
本書ではさらに、生物学や遺伝子工学の研究を進めていく上で、必ずぶち当たる課題、「倫理的問題」に対しても、深く書かれていますので、こういったデリケートな問題にも、目を離すのではなく、今一度真剣に考えていくことができるでしょう。
 
こんな人おすすめ
  • 生物学を専門としないが、話題の遺伝子分野に興味がある方
  • 最新のトピックをざっくり知りたい方

まとめ

様々な分野の様々な本をご紹介してきました、いかがだったでしょうか。

これからの時代を生きていく上で、専門分野以外の知識というのはきっと重宝することでしょう。

自分の専門分野が何であろうと、どんなに頭が悪かろうと、若かろうと年老いていようと、学び続ける姿勢というのは、これからますます重要になってくるはずです。

今回は、そのための第一歩を踏み出す機会にしていただけたら幸いです。

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