2021年度に入ってもなお、大学生の中でもオンラインでのメディア授業や、課題をこなしているという状況の方は多いはずです。
というわけで今回は、コロナ禍だからこそ、今のうちに大学生がやっておくべきことについて、主に自宅で行うことを中心に紹介していきます。
今回紹介した内容は、たとえパンデミックが収束した後であっても、私たちが楽しく、充実した大学生活を送る上で重要だと考えられるものばかりですので、ぜひ今回学んだ内容は、継続して実践してもらえると嬉しいです。
それでは、まずは1つ目の内容から見ていきます。
目次
作業環境を整える
まず1つ目の内容は、とてもオーソドックスな内容からです。大学生活を送る上で大前提ですが、自宅の作業環境や、講義を受けるために必要な設備、ちょっとしたスキルをあらかじめ習得しておくということが必要です。
メディア講義や課題の提出はもちろん、こうしたオンライン形式で学習する機会が増えたこの頃だからこそ、大学生である自分たちも、しっかりそれに対応できる環境づくりに努めていく必要があります。
具体的に集中できる環境を自宅でも作り出していくために必要なことについて、いくつか紹介していきます。オンラインでの講義を経験したことがある方 or その予定の方なら、絶対にチェックしておくべき内容ばかりです。
講義に支障をきたさない部屋環境を作る
具体的に、大学生が用意して置かなければいけない部屋環境は、主に以下のとおりです。
- Wifi環境を整えておく(サーバー・ルーターの設備)
- 自分専用のパソコン、タブレットを確保する
- イヤホン・マイク(もしくは、その両方)を用意する
- 紙媒体の講義資料などを印刷できるプリンターを確保する
これらに関しては、各大学の生協に問い合わせれば、ほとんどが解決する内容だと思いますが、必ずしもそれがあなたにとっての最適解であるとは限りません。
例えば、大学生協のPCが、本当に自分が使おうとしているPCの利用方法とマッチしているのかどうか、個人によって解釈は違うでしょうし、いつだって生協での購入が正しいと言える根拠はありません。一人暮らしの方であれば、下宿先のWifi環境にも違いがあります。
新入生は特に、これからこうした環境とは長い付き合いになりますし、それだけ長時間利用するということは、それだけ良いものを購入しておいたほうが建設的であるとも考えることができます。
PCの利用に慣れる
先ほど紹介した部屋の環境と同時に、PCを利用した作業そのものに慣れておくというのも、オンラインでの学習を円滑に進めていく上では必須です。
- Word、Excelなどの必須のソフトをダウンロードしておく
- zoom、Webex、teamsを始めとしたアプリ・サービスに慣れる
- タッチタイピングが出来るようになる
- ショートカットキーをある程度習得しておく
もちろん上2つがまずは重要ではありますが、ここで念押ししたいのは3つ目のタッチタイピングです。
タッチタイピングは、大学生の間に必ずと言って良いほど身につけておくべきスキルの1つだと考えてほしいです。これだけでも、普段Wordで書くレポートの作業効率が爆上がりします。
一度でも身につけて身体に染み込ませておけば、久しぶりにタイピングをする機会があったとしても身体が覚えてくれるので、一生役に立ちます。
誘惑を遠ざける
つづいて紹介するのは、大学生が勉強をしたり、何かに集中したいと思い立ったときに妨げになる優渥を排除するための訓練です。オンラインでの講義というのは、一見すると先端的でよく聞こえますが、学生側からするとそうもいかないはずです。
その理由のなかでも、人によっては最大の短所とされるのが、この誘惑に溢れているということでしょう。
大学生が自宅にいて最も誘惑を誘われるであろうものは、きっと誰しも以下のとおりだと思います。
スマホ・ベッド・ソファ・テレビ・マンガ・ゲーム・SNS・冷蔵庫…
たまたま全部3文字になっていますが、これら3文字は、全部が全部「強敵」です。
しかもさらに問題なのは、自宅にいる時間が増えたことによって、こういった誘惑にふれる可能性も大きくなってしまったということです。こいつらの強烈な誘惑をどう攻略するか、どう折り合いをつけて生活していくかによってその日1日を満足して過ごせるかどうかが決まってきます。
というわけで続いてこれ以降では、これらの対処法に関してかなり詳しく紹介していきます。
スマホ・ゲーム・マンガなどへの対処法
まずこれらに関しては、1日の利用時間を決めたりして、使わない期間は封印しておくことです。
特に、効果が実証されている方法のみを紹介します。
- 自分の手の届かないところに封印し、集中したいデスク周りの環境・視界から完全に消すこと
- 集中したい時間帯や、ちょっと休憩をする間は、電源をオフにしておくこと
- スマホなら、利用時間を制限する機能を使って、利用時間を制限すること
利用時間を制限する機能、iPhoneならば「スクリーンタイム」機能がありますし、Androidにもこういった機能が使えるアプリがありますね。
しかしこれらの機能については、誘惑を遮断して集中力を高めてくれるというより、1日の利用時間を減らしてくれるという目的の方が大きい印象があります。実際に集中したいという時間帯なら、電源を切って、視界から外れるところに片付けてしまうのが、最も強力です。
自分が集中したいと思った瞬間に、誘惑の根源が「視界に入っているか、入っていないか」によって、さらには「電源がついているか、ついていないか」によって、その後に集中した状態に入れるかどうかが大きく左右されるのです。
一見して、それだけでは大した手間には聞こえないように思われるかもしれませんが、海外の著名な大学で行われた研究結果においても、既に実証されている内容です。
ベッド・ソファへの対処法
正直この2つは、大学生にとっての強敵中の強敵、もはや「天敵」だと思います。(笑)
- 「休日は、ついついベッドやソファの上でダラダラしてしまう…」
- 「一人暮らしだと、誰も咎める人がいないから、自分の意志に簡単に負けてしまう…」
人の意志力とは、自分さえいとも簡単に裏切ってしまうくらい脆弱なものです。こういった悩みがあるんだという方は、寧ろこの衝動には諦めきってしまっているかもしれません。
しかし、今日それを克服できるかもしれません!
というわけで、以下の内容から、「折角の有意義な時間を、ベッドやソファで無駄にはしたくない!」っと思った方のために、だらだらしないために実践するべきアクションプランを3つご紹介します。
対策1:スマホを見る時間、ゲームをする時間を減らす
ベッドやソファの上でダラダラしすぎないための方法について紹介しているので、この内容には驚かれる方もいるかも知れませんが、スマホやゲームん消費する時間を減らすというのは、それだけで大きな効果があることが分かっています。
というのも、ダラダラしてしまうという自覚や悩みがある方というのは、ベッドやソファにスマホ・ゲーム・マンガなどを持ち込んでしまっている可能性が高いからです。
「最初は寝るつもりなんてなく、ちょっと休憩がてらに横になったらそのまま寝てしまって、気づいたら時間を無駄にしてしまっていた…」
という経験をしたことがある人も多いと思いますが、まさに、こういったことを防ぐという意味でも、誘惑から距離を取りましょう。実際に使用時間を減らすために行う行動は、先ほど上で示した内容そのものです。
対策2:昼寝を長時間とったり、寝落ちしてしまうことによる危険性を理解する
要は、長時間の昼間の睡眠(怠惰な仮眠)、気づいたらしてしまう寝落ちの状態が、以下に身体に危険を及ぼしているかを理解しておくことで、
というわけで今回は、昼寝を長時間とってしまうことによる身体への悪影響や、寝落ちをしてしまうことへのリスクなどに関して解説している記事を紹介しておきます。健康への意識付け1つとして、参考にできる内容もきっとあるはずです。
ちなみにこちらの記事の方では、寝落ちをしないために、睡眠の質を向上させるために心がけるべきことも紹介しています。

ここで紹介されている内容は、もちろん恐怖感を煽るという意味合いが、「全く無い」といえば嘘になりますが、あくまでも正しい理解をしておくことによって、適度に高い意識を持っておいてほしいと思っている内容です。
ダラダラを「おあづけ」して、ご褒美にする
3つ目の対策法は、あえて自分がダラダラしても良い時間を用意しておいて、その時が車では、ひとまずベッドやソファに移るのを我慢してみるという方法です。
特にオススメは、1日の終りに、それも「その日にやるべきことをすべて終わらせたぞ!」という瞬間まで、人まずはダラダラを我慢してみるという目標を立てていると、かなり効果が高いです。
こういったマインドを保っていれば、例えば、
「しちゃいけないことは分かっているけれど、ダラダラできないのは辛い…!」
と思って、無理に我慢したり、自分を律したり、出来もしないのに追い込んでしまうという必要がなくなり、できなかった自分を責めてしまうといった悪循環を防ぐことができます。
情報網を敷いておく
さて、2つ目に大学生が行うべきことについて紹介します。続いては、いざというときのため、情報を入手しやすい環境を整えておくことです。
「情報網を敷く」といった言い方をするとなんだか気取った感じにこえますが、要は対人関係を豊かにすることを通して、様々な情報が手に入れやす環境を作っておくということです。
こういった蓄積は普段の大学生活はもちろんですが、試験前や、就職活動においてその恩恵を受けることになるかもしれません。例えば、代表的なシチュエーションを下に挙げてみます。
- 大学の講義・試験・イベント等の情報を手に入れやすくなる
- 就職活動、資格試験など、学外のイベントについても知る機会が増える
- 普段から一緒に話したり、遊んだりする仲間が増える
- 勉強を一緒にしたり、苦労を共有し、お互いに慰め合うことが出来る
- 一生の付き合いになる人、親友に会えるかもしれない
特に、大学の講義・試験というのは、とにかく情報戦であると言っても過言ではありません!
「沢山勉強した人が良い成績をとる」というよりは、「試験で狙われるところを賢く勉強したほうが勝つ!」っといった方が、寧ろ大学の試験では的をいているのかもしれません。

ということで続いては、もう少し具体的に、自分の置かれている環境の中で人間関係・人脈を形成するために実践してほしい方法について取り上げます。新入生だろうが、大学4年生だろうが、4月だろうが卒業間際だろうが、皆さんが活かせる方法がきっとあるはずです。
縦のつながり
まずは、同じ学部やサークルなどに所属している先輩との「縦の繋がり」です。研究室に所属している学生であれば、その先輩、大学院生ももちろんそうですし、特に自分の指導も引き受けえいる方とのつながりなどもあるはずです。
縦のつながりを充実させておくことのメリットとして、例えばこう行った場面で役に立ちます。
- ある講義の内容・課題の量・試験の難易度を知りたいとき
- 試験の過去問がほしいとき
- 次に履修するべき講義の情報を知りたいとき
- 指定されている教科書・参考書を購入するべきか否か、自分で判断できないとき
- サークル・部活の雰囲気を知りたいとき
特に、先輩から直接その試験の過去問をゲットすることができれば、その後の試験勉強が大いに楽になるはずです。
具体的にできそうなアクションとしては、特にオンラインならではの方法が多くなると思います。
- オンラインでの新歓には積極的に参加してみる
- 先輩には、いざというときのためにLINEの連絡先を教えてもらう
- SNSを利用して、同じ大学・学部・サークルの先輩のアカウント、サークルの公式アカウントを見つける
- 積極的にDM・質問箱などで連絡をとる
人によっては、就職活動やインターンで、先輩の就職先にお世話になると行った場合もありますし、縦の関係を充実させることは、今後の自分の進路にも影響してくるかもしれません。
横のつながり
もちろん、同じ講義を受ける友人や、サークルで知り合った同期との親睦を深めておくことも、大学生活を豊かにしたり、その後の人生においても大事なことです。
- 履修する講義の内容・課題の確認
- 友人同士での勉強会・教え合い
- 欠席した場合の講義の資料、出欠の有無、課題などを後で教えてもらう
- 先輩ともつながりがある同期から試験の過去問を手に入れる
特に、オンラインであっても試験前に友人同士で通話をしながら試験勉強をしたり、いざというときには友人に出欠の連絡、代筆なんかを頼んだりすることも可能です。
大学生活においては、もちろん情報を得る手段というのは需要ですが、特に講義の履修や試験勉強においては、情報線であると言っても過言ではないくらいです。
試験の時期が近づいてくる前に、できるだけ広く、深い情報網を張っておくことをおすすめします。

- 同じ学科の友達とは、対面でも、オンラインでも積極的に連絡を取り合う
- 同じ学科の学生が集うLINEグループを作成したり、参加したりする
- 一度話したことのある方とは、LINEを使って個人で話してみる
- グループワークで作業、学習をする講義をあえて履修し、同じグループのメンバーと連絡を積極的にとる
- SNS(Twitter・Facebook・Instagramなど)を通じて、同じ学部・学科・学年の学生と繋がりを持ち、いざというときの情報を手に入れる
先ほどの縦の関係が、自分の進路に対しても影響しうるという内容と比較して、友人や同期による横の関係というのは、特に今後の友人関係そのものに、大きく影響を与える可能性があるとされています。
どちらの関係も、いつ・どこで・どんな風に役に立つかなんて、今の自分達には到底わかりませんが、だからこそ、来たるべきその瞬間のために、より広くて深い関係を作るっておくというのも、大学時代の大きな目標だと思います。
趣味を手に入れる
突然ですが、ここまで読まれている方に2つ質問です。
- 「『私の趣味は◯◯です。』と自信を持って紹介できる趣味を、現在はお持ちですか?」
- 「その趣味は、コロナ禍でも出来る趣味ですか?」
もしもNoだったら、今すぐにでも何か自分にできそうな趣味を探してみることをおすすめします。
講義がオンラインになれば、その分の通学時間がなくなることにより、自由に使える時間というものが増えていきます。
そんなとき、自分がリラックスしたり、日々のストレスを発散したり、時間を潰したりするといった目的でも、何かしら趣味が用意できている人というのは、それだけで大学時代の時間を楽しく、有意義に過ごせるかもしれません。
っと言いつつも、ネガティブな意見だってもちろんありますよね。
- 「自由な時間が増えたとか言うけど、オンラインの講義だって大変で課が多いし、それはそれで大変だよ…」
- 「外出ができないようじゃ、せっかくの趣味も楽しさが半減しそう…」
確かにそのとおりではありますが、これを逆にチャンスと捉える事もできます。
これはつまり、屋内の趣味の方が、屋外で行う趣味より短時間で行いやすく、コスパが良いから手軽に出来るという傾向が強いというためです。さらに、限られた時間であっても、自分なりに満足して過ごせる時間を過ごせるという経験は、それだけで大きな価値があリます。
継続することで、自分が今後もやりたい、本気で極めたいと思えるような趣味に出会えるかもしれません。
屋内で出来る趣味といえば…!?
というわけで、ここに趣味の例をざっとお示ししておきます。
- 音楽(音楽鑑賞・自宅カラオケ・ボイトレなど)
- 楽器(ピアノ・ギターなど)
- 料理(自炊・ひとり酒・コーヒー・スイーツづくりなど)
- 手芸(裁縫・アクセ作り)
- 芸術(書道・絵画・カリグラフィーなど)
- 読書(読書日記・ビジネス本)
- 鑑賞(スポーツ観戦・映画・ドラマ)
- 頭脳(将棋・ジグゾーパズル・ルービックキューブなど)
- 遊び(オンラインゲーム・カードゲーム・ボードゲームなど)
- 植物(家庭菜園・観葉植物・ガーデニング)
- 天体(天体観測・星占い・室内プラネタリウム)
- 勉強(雑学・プログラミング・ペン字・その他資格試験など)
- 運動(体操・筋トレ・ダンス)
- 語学(オンライン英会話・洋書・洋画・洋楽など)
ここに挙げたのは、特に大学生が取り組みやすくて、オーソドックスなものですが、これ以外にも個性的(ニッチ)なものはたくさんあります。寧ろ、ニッチなものであればああるほど、それだけで自分の個性が引き立ちます。
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