「お金の勉強をしたほうが良い」という話は、これまでもそうでしたが、ここ最近になって更に耳にするようになってきたのではないでしょうか。
というわけで今回は、大学生・社会人の方々が、若い間にお金の勉強を始めていくためにぜひともおすすめしたい本を紹介していきます。
特に、今回は、以下のような観点から紹介する本を選んでいます。
- 自分のお金に対する価値観を変えてくれる本
- 時代に左右されにくい、一生役に立つような知識を教えてくれる本
- 初心者に対して、とにかく優しく書かれている本
- レビュー評価がとにかく抱負、勝つ良い本
早速紹介していきたいところではありますが、まずは最初に、若い方がお金の勉強をすることの意義や理由について説明していきます。その後、実際におすすめする本の紹介に移っていきます。
目次
若い方が、お金の勉強をした方が良いと言われる理由
こんなに意識の高い記事を、わざわざ検索して読んでいる方であればきっと、どこかで今までに「『資産運用・金融・保険・投資』などのような勉強を、特に若い間から積極的に行うべきだ!」という話題は聞いたことがあるかと思います。
では、そもそも、こうした勉強を若い間にしておくと良い理由は何なのでしょうか?
これについて、以下に考えられる理由を5つご紹介します。これで、皆さんのモチベーションを爆増させていきましょう。
理由1:学校教育で教わってこなかったから
これまでに、日本に住んでいる私たちが受けてきた学校教育では、今回紹介する様な、「お金」・「経済」などに関する知識・教養についてはほとんど教わって来ませんでした。義務教育・大学受験までもそうだったという人もほとんどでしょう。
もちろん大学に入学してからも、こういった勉強をする機会に自然と巡り会えるという人は、そうそういらっしゃらないと思います。経済学部で専門的な科目を勉強したり、自分で投資をしたりという経験をしないことには、大学の在学中にそう至った知識を得ることも難しいですし、全員がそういったことを出来るなんてことは、もちろん無理な話です。
これが理由の1つ目ですが、これは特に、次以降に挙げる内容ともオーバーラップしてきます。
理由2:今後、誰かから教わって勉強するという可能性が低いから
続いての理由は、私たちが今後いつか、社会に出て働く立場、お金をもらう立場に成ったときに、金融に関する知識を誰かから本格的に教えてもらうといった経験をする可能性が、かなり低いということです。もし仮に教わったとしても、受動的な学習、モチベーションの低い状態のままでは、知識も定着していきません。
ですから、例えば、自分が勉強したいと思って本格的に情報収集をしたり、資産形成・副業などにも挑戦してみるという行動を起こさない限りは、勉強するきっかけも起きないということになります。
- 「能動的に自分たちで情報にアクセスして調べる」
- 「今の自分の身の丈に合った内容から実践する知識と経験を地道に増やしていく」
たとえば、こういったアウトプットを積み重ね、自分で学んでいこうという能動的な姿勢を持ち続けることが、お金に関する教養を深めていく上で、どうしても必要になるということです。
理由3:以上2つの理由で、差別化がしやすいから
「インデックス投資って何?」・「NISAと積み立てNISAの違いは?」
唐突ですが、たとえばこのような質問をされたときに、瞬時に自分なりの解答が用意できるという方は、若い方の中でもかなり少数派でしょう。
しかし、こういった内容というのは、キーワードをググったり、今回ここで紹介しているような本を数冊、その中でも数ページを読みさえすれば、比較的簡単に答えることができる内容です。
また先ほど言ったように、、そもそも自分たちが受けてきた学校教育でも、あるいは家庭環境であっても、こうした「お金」に関する内容について教わってきたという人は結構な少数派です。しかもこれから、自分の周りの誰かによって教育されるという可能性も低いとお話ししました。
これはつまり、日本の方で、資産形成に対しての興味・関心、さらには教養・意識の高さなどがしっかりと持っている方の数が少ないという可能性を示唆するものでもあります。その意味でも、自分が一足先に勉強をしてみることで、ちょっと差別化しやすくなるということでもあります。
理由4:一生役に立つ知識だから
たとえば、高校までの勉強、大学受験なんかで学習することを例にしてみましょう。
こういった場面で勉強する内容というのは、もちろん今後の人生を豊かにするために必要でもあると考えることもできますし、そういった心持ちが重要だとは思います。しかし、習ったこと、出来るようになった能力の全てがすべて、直接的に役に立っているかと聞かれると、ちょっと不安です。
しかし、金融に関する知識・実践経験の場合、ちょっと違います。
そもそも社会人であれば、少なくとも日本人であれば、お金には死ぬまで一生付き合っていかなければいけませんし、いつになっても、その問題が付きまとう可能性もあります。
つまり、一度経験を積んでおけば、その後も役に立つという可能性は大いにある上、それはつまり、始める時期が早ければ早いほど有利であるという意味でもあります。
理由5:稼ぐチカラも身につくから
ここで言う「お金の勉強」というのは、お金を【稼ぐチカラ」・「増やすチカラ」を身につけることでもあります。
自分自身が、金融・経済に関する知識を定着させていく中で、自分がお金を稼ぐためにどうすればよいかについても学んでいくことができます。それはつまり、単に知識を得るだけではなく、それらを自分の行動を通して定着させるという段階にも直結していく内容です。
その証拠に、その人の金融リテラシーの高さは、そ人の年収の金額と正の相関がある。ということが既に示されており、自分の教養を深め、行動を変えていくことこそが、年収アップ、豊かな生活への近道におなるということです。
というわけで、ここまで長々と語ってしまいましたが、その分お金の勉強をするモチベーションも少しは高まったのではないかと思います。
続いてはいよいよ、大学生をはzめ、若い方におすすめしたいお金の勉強をするための本を紹介していきます。
大学生におすすめしたいお金の本
それでは、具体的に出費を抑える方法がわかってもらえたところで、今後、さらにお金を賢く節約していくために、大学生のみなさんが読んでおくべき本をご紹介しておきます。
お金の大学
まず1冊目は、お金の勉強をしたいと思い立った方が、絶対にチェックしておくべき、「お金の大学」という本です。
「あっちゃん」こと、中田敦彦さんが、自信が運営されているYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」の中でも、この本を題材としたエクストリーム授業を行ってくれたことでも、一躍有名になりました。
貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う
著者の方も、とにかく具体的・実践的な方法もふんだんに紹介してくれていますので、
Amazonでのレビュー評価も抜群に高い上に、2021年でも、「株式投資・投資信託」の書籍カテゴリーでは、ランキング第1位を記録していました。
- 人生6大固定費の見直し方法
- 必要な保険は3つだけ
- マイホームより賃貸をおすすめする理由
- おすすめの副業8選
- 初心者でもプロに勝てる資産運用法
- やってはいけない投資の見抜き方
- 明快でわかりやすい内容が書かれた本で勉強してみたい
- とにかく、超基礎的な内容から教えてほしい
- 始めたての人は、迷ったらこれ!
さきほどの中田敦彦さんも、この本を通して自身の、お金・金融に対する知識が増え、先入観も取り払われたと絶賛されておりましたが、私も読んでみてそうでした。
働く君に伝えたい「お金」の教養
この本のターゲットは、特に20代の若者を意識しているということで、今回の趣旨ともぴったりな1冊です。実際に自分が読んでみて、本当に若い間に読んでおいてよかったと思える箇所もありました。
実はこの本の著者は、ライフネット生命保険株式会社のCEO・代表取締役社長をつとめられた、出口治明氏という方です。まさに、誰よりも人一倍その業界に携わり、金融・保険・投資などに関する経験はエキスパートです。
そんなエキスパートが、先行きの不透明な現代を生き抜くであろう、私たち20代に対して金融や保険・投資に関する知識をわかりやすく紹介してくれています。
- 年金や老後に関する漠然とした不安がある
- お金への過度な不安を減らして、人生を生きる上での勇気がほしい
- 資産形成は、短期的にできるという先入観を払拭したい
- お金について、自分よりも何倍も知っている人に習いたい
投資家が、お金よりも大切にしていること
ここまで、「お金お金」と言いつつ、いくつか本を紹介してきましたが、この本に関しては、「むしろ人生そのもの、生き方そのもの」の視点から、お金をについて考える本です。
本書の紹介ページに、興味深い内容がありましたので、ここで共有したいと思います。
お金の本質を全く考えずに良い人生を歩んでいくのは、現実的に不可能なのです。カネの話は汚い、金儲け=悪だと思っている人は、世の中について何も知らないことを、自らさらけ出しているのかもしれませんよ。
本書の紹介文章より引用
著者が本書の中でも、日本人のお金に対する考え方に警鐘を鳴らしている場面がありますが、個人的にはこれが特に印象的でした。
現代の日本人の殆どは、「お金を貯めること」に意識が向いてしまっていて、「子供の頃からそれが正しい、安泰である」という考えを植え付けられてしまっていると言っても過言ではないでしょう。私だってその一人でした。
しかし、これが日本人の金融リテラシーの低さにも影響している可能性は大いにあります。これから自立して生計を立てつつ、お金と向き合っていくためには、自分たちが信じてやまない常識・先入観が、いかに脆くて足枷となりうるのかについて、この本を通して学ぶことができます。
- お金持ちの人が持っているマインドセットを知りたい
- 自分の「働き方」・「生き方」を真剣に考えたい
- 「貯めていれば安泰」と思っている、貯金こそが正しいと思っている…
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
続いて紹介するのは、投資・金融・保険・年金…などなど、興味・意識を持ち始めたという人が、まずは基本的なところ、しかも実践的なことを知りたいと思った場合に、うってつけの1冊です。
- 「年金360万の法則」老後の不安が解消
- 素人が手を出してもいいハイリスク・ハイリターンの投資とは?
- 家のローン返済は最強の投資
- 定期預金よりマシな方法はないの?
- NISAも確定拠出年金も使わないのはもったいない!
- マイナス金利の罠に気を付けろ ・・・・など
専門用語を用いた説明が少なめで、紹介されていたとしても、しっかりと著者が説明を入れてくれていますから、金融の知識がないという初心者に対しての本であるという印象が強いです。
ですので、これを読んだからといって、「明日から自分の収入を増やすために、すぐに行動に移せるようになる!」というわけにもいかないと思います。これは、あくまでも初心者向けの本なので、行動に移したければ、自分でもっと情報を得ていく必要があります。
しかし、投資・資産に関する興味をお持ちの方、あるいは、始めてみたいという意気込みがある方にとっては、最初の導入として、入門書として、大いに役立ってくれるはずです。
- とにかく、「今よりもお金の不安を減らしたい、年収を増やしたい!」
- 投資に少し興味があって、挑戦してみたい気持ちもある
- 難しい専門用語については、チンプンカンプンだ…
- 銀行にあずけておけば、ひとまず大丈夫と思っている…