【大学生必見!】 大学化学の教科書・参考書のおすすめを全部まとめてみた!

 

「大学・化学」といった感じで検索してみるものの、大学受験でおすすめの教科書・参考書が紹介されている記事も多い一方で、大学行くの教科書に関しては、どうやって勉強していいかわからないという人も多いと思います。

大学に入学してから勉強するであろう分野は、間違いなく「有機化学」だとおもいます。薬学部をはじめ、理学部の化学科・生物科、工学部の応用化学系など、とにかく様々な学部学科で、大学1年生~2年生の時期に学習する機会が多いと思います。

ということで今回は、大学で勉強する化学の中でも、かなり大きい存在感・規模感を放つ分野「有機化学」について、おすすめの参考書を難易度別に紹介していきます。

 

入門レベル (高校化学→大学化学の橋渡し)

 

続いて紹介する「基礎レベル」でも紹介していますので、あまり声高に言える内容でもありませんが、大学の有機化学の教科書といえば、とにかく以下のようなイメージがあると思います。

  • 海外の著名(?)な研究者が、英語版の原著本を出版している
  • 国内の有機化学が専門の研究者(大学教授)が、日本語版に訳しているが、日本語がぎこちない部分もある。
  • 回答が別売りであり、日本語版は出版されていない
  • 上下巻に別れているくせに、1冊1冊がとてつもなく分厚い
  • 結構値段を張る

 

ビギナーズ有機化学


この教科書は、大学で勉強する有機化学そのものをガチの基礎から丁寧に教えてくれる、ガチの「入門書」です。

有機化学の知識を教えてくれるというより、有機化学の楽しさ、勉強する意味を勉強することができるというイメージの方が強いと思います。

ページ数も200ページ前後にまとまっていて、以降の本格的な教科書への橋渡しとしては最適です。初学者にとってはとにかく学習をはじめやすいので、有機化学の勉強で苦労した自分としても、めちゃくちゃありがたいなと思っています。

ここで、データベースの紹介文の内容を一部紹介します。

本書は有機化学を体系的に学ぶための教科書ではない。―

非専門の学生、一般社会人向けには必要十分な内容であるが、専門課程で有機化学を勉強している人にはもちろん物足りないだろう。―

本書を踏み台にして、正統な有機化学の教科書にぜひ取り組んでほしい。有機化学はけっして難しくはない。―

「BOOK」データベースより引用

正直これを読んだときに個人的に思った感想は、「いさぎよい!」でした。最初の紹介の内容から、本格的な内容は少ないということを割り切って教えてくれているので、読み始めるこちらとしても変に期待したり、挫折したりということもなくなります。

 

単位が取れる有機化学ノート (KS単位が取れるシリーズ)


著者は、大学受験の予備校講師の方です。最初から試験勉強に特化した内容として割り切っているのが特徴で、大学1年生~2年生の有機化学の授業、試験勉強の際には、一役買ってくれる存在になるはずです。

こちらの紹介文は、以下のとおりです。

予備校の人気講師・小川裕司先生が満を持して放つ待望の学習参考書!大学の有機化学は範囲がとても広い。そこで試験に頻出する重要ポイントを厳選。予習・復習から試験直前の総点検まで、いろいろ役立つ価値ある1冊をアナタに

「BOOK」データベースより引用

 

他の有機化学の教科書と比べても、わかりやすさ・テストに出題される内容に特化しているので、有機化学を習い始める人にとっては、間違いなくありがたい1冊です。

「KS単位が取れるシリーズ」は、他にも量子化学・物理化学など、さらには専門物理にまでシリーズ化されていますので、まさに大学生にとっては強い味方となってくれる本ばかりだと思います。

 

 

生命科学, 食品・栄養学, 化学を学ぶための 有機化学 基礎の基礎 第3版


続いては、有機化学のオーソドックスな教科書からは、少し外れた本です。栄養系・生命系の学部学科をはじめ、有機化学の講義では、教科書に指定されることがどんどん増えてきました。

― 栄養・生命系だけでなく理系全般の有機化学を初めて学ぶ学生にも分かりやすい有機化学の教科書。 物理化学の基礎も丁寧に解説。 著者が大学で実際に使用した際に、学生がどこでつまずくのか、どういった質問があったのかなどを内容に反映し、改良を重ねてまとめた演習書を別売りで刊行。

Amazon紹介ページより引用

とにかく、有機化学に対する先入観を取り払い、興味・関心を持ってもらうこと、自主的に勉強に取り組んでくれる状態を目指すことに焦点があたっており、とにかく有機化学の初学者にとってはありがたい1冊です。

特に、化学系の学部・学科の学生ではなくても、ある程度基礎的な有機化学の内容を知っておきたいという学生には、内容が濃すぎず、薄すぎず最適です。1冊で完結している上に、しっかり250ページというページ数にまとまっているので、手軽に取り組みやすいと思います。

 

基礎~中級レベル(大学1年生~4年生)

マクマリー有機化学


数ある有機化学の教科書の中でも、本書は、基礎的・初歩的な内容が豊富かつ丁寧に書かれている印象があり、まさに大学生が勉強する有機化学の1冊目としては手堅い本です。

本書は、「上・中・下」の3冊に別れていて、2005年には第6版、2017年には第9版が出版されており、すべて日本語訳として出版されています。

ちなみに本書の題名になっております「マクマリー」という名前は、「マクマリーカップリング反応」の発見者の一人である、マクマリー先生(John E. McMurry)のことを指しています。

 

ボルハルト・ショアー現代有機化学


続いての「ボルハルト・ショアー現代有機化学」も、薬学部はもちろん、化学系の学部・学科に在籍される方が履修する講義の教科書として、結構広く指定されているシリーズの1つです。

演習問題が丁寧な印象が大きいです。演習問題の模範解答も、別売りされているものを購入することが出来るので、自主学習をする上でも結構助かります。

有機化学を、ある程度本気で学媚態という学生や、問題を解くことを通してチカラをつけたいという人にとっては、間違いないはずです。大学で勉強する有機化学に関してを、かなりオーソドックスな流れで学ぶことができます。

 

上級・発展レベル(大学院生)

 

いよいよ上級レベルになってきますが、正直ここで紹介する本に関しては、自分も内容のレベルを完全に認識できていない本もあります。

それくらい、大学有機化学の専門的な内容が詰まっている本が増えてくるので、より専門的な内容を勉強したいという方、特に有機化学系の研究室に通う大学院生の方には、ぜひともチェックしていただきたい本となってきます。

 

ウォーレン有機化学


まず1冊目は、結構昔から有機化学を専門としている学生・研究者にとって、かなりの定評があるシリーズ「ウォーレン有機化学」です。

大学生の方はもちろんですが、化学系の学部・学科・研究室に所属されている大学院生の方、さらには教員になられた方にとっても、読めば読むほど学びがあるとされているシリーズです。

特に、他の有機化学の教科書と比べても、とにかく「電子軌道」を大事にして書かれているという印象が強いのが特徴です。一度読んだページの内容であっても、後で読み返すとまた違った刺激・学びが得られるくらい、専門的でありながらも内容の濃い教科書です。

本書の著者には、2001年に「キラル触媒による不斉反応の研究」で、ノーベル化学賞を受賞した野依良治先生もいらっしゃります。