どうも、Leoです。
今回は、薬学部に通っていらっしゃる方々に是非とも読んでもらいたい書籍のご紹介をさせていただきます。10選といっても、シリーズ化されているものもありますので、実際にはそれより多くなりますね。
どの本も、薬学の勉強をする上でかなり役に立つであろうものばかりを集めましたので、薬学に関する本をお探しの方は、是非一度ご検討ください。
さらに、薬学部に進学したいと考えている中高生や、薬学や医学に興味をお持ちの方で、そこまで専門的な知識のない方にとっても読んで理解できる本を集めましたので、是非目を通してみてください。
- 薬学部に興味があって、将来勉強してみたいという中高生
- 薬学部の授業をもっと深く学んでみたい、先取りしたいという薬学生
- 実際の現場で働くであろう薬学生
- 医療学部の学生、医療関係者
- 化学・医学・薬学に興味をお持ちの方全般
目次
薬学生の方に特におすすめの本
最新《業界の常識》よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)
こちらは、現在の最新版が2018年発行のものです。数年に一度、改訂版が発行されていますので、話題も時代の流れに沿った内容となっています。
医薬品業界は日々変化し続けています。これから薬学に関わる人間として歩んでいく中で、是非知っておくべき内容がたくさん詰まっています。
- AI、医薬品の流通・販売の規制など、最新トピックに関する基礎知識の解説!
- 製薬メーカーから、薬局薬剤師まで、様々な仕事の特徴やお金の話が分かる!
- 業界への知識がさらに深まるような6つのカテゴリーを解説!
出版は2018年ですが、内容は2025年頃を見据えて書かれているということで、薬剤師になる・ならないを問わず、薬学に少しでも携わっていくであろう方が、ぜひとも知っておきたい知識、業界用語が、わかりやすくまとめられています。
- 薬学部に入ったはいいけれど、どんな業界で働こうか迷っている…
- 製薬業界で働きたいけれど、業界や職種のことがイマイチ分からない…
- 製薬企業に入ったけれど、将来のキャリアプランが決まっていない…
- 医薬品業界の転職が気になる…

薬学(医薬品業界)に携わる方なら、年齢や職種を問わず、誰しもあると便利な一冊!
薬剤師国家試験のための薬単 試験にでる医薬品暗記帳
通称「薬単」と呼ばれるこの本は、薬剤師国家試験を控えた受験生(4~6年生)が勉強に用いることはもちろんですが、既に薬剤師になられている方であっても、とにかく読むことでの学びが深まる1冊です。
いままで、ありそうでなかった「医薬品に特化した単語帳」でありつつ、内容はわかりやすく、必要最低限かつ最重要なポイントを隈なく扱ってくれています。国家試験の対策はもちろん、「これから知識をつけていきたい、整理したい」といった段階の方にもうってつけです。
- これから薬剤師国家試験の勉強をしようと考えている薬学生
- 実務実習・CBTを控えている方
- 必要最低限の医薬品の知識を、手軽に復習したいという方
薬がみえる vol.1~3
薬学生が勉強していると、やっぱりつまづいてしまうポイントはあります…
- 大学の分厚い教科書は、活字ばっかりで読みにくい…
- 教科書をなんとなくやっただけじゃ、理解しきれているか不安…
- 生理、薬理、病理、解剖等の講義がバラバラで、内容が整理できてない…
このシリーズは、3冊を通して「薬」、「病態」に関して総合的に勉強できます。
図表やイラストを沢山とりいれ、ビジュアル的な理解が進みやすい上、別シリーズの「病気がみえる」ともリンクし、参照ページを掲載しています。
- 大学の教科書だとうまく理解できない薬学生の方
- 大学で勉強した内容を復習したい薬剤師の方
- 医師、看護師の方、あるいは目指している方もあると助かる!

図解入門よくわかる〇〇学の基本としくみ
こちらは、生理学・栄養学・病理学・薬理学の4種類のテキストのシリーズとなっています。
このシリーズの4冊すべてに言えるのが、初学者にとっても内容が丁寧で、かつイラストも多くて分かりやすいということです。
最初は、高校生でも十分に読める内容から始まり、気づけば結構深い話にまで入っていたりしますし、読み物としても十分に楽しめます。
- 大学の授業で完全につまずいてしまった薬学生
- はじめて勉強してみる薬学生
- 生物や、薬学に興味のある中高生や一般の方

絶対わかる抗菌薬はじめの一歩
- 抗菌薬の勉強を早い段階から始めてみたいという薬学生
- 抗菌薬について習い始めの薬学生
イラストで理解するかみくだき薬理学
薬学部カリキュラムの中の醍醐味である「薬理学」を、初学者にも分かりやすくまとめてくれているのがこの本です。
見開き2ページをうまく使った構成となっており、左ページには説明文、右ページにはイラストによる図解がかかれています。
国家試験に向けてのポイントもイラスト入りで含まれているので、薬学生が勉強するにはかなり便利です。
- 薬理学を習いはじめた、あるいはこれから学ぶ薬学生の皆さん
- 国家試験に向けて、本格的な対策をしたい薬学生
- 看護師、医療スタッフなど、薬と関わる機会のある方

薬学生だけではなく、医療系全般の方から評価されている一冊で、とりあえず使い勝手が良い!
薬学生のための病院・薬局実務実習テキスト
- 実習を控えた、あるいは最中の薬学生
ビジアブで読み解く! 薬剤師の仕事に役立つ臨床論文50
- 将来、臨床の現場で薬剤師として働く方
- 医師や患者さんとふれあう機会のある薬剤師
- 論文を読むのが苦手な薬学生
薬学に興味のある方、一般の方向けの本
植物はなぜ薬を作るのか
実は、「植物が、どうして人間にとって役に立つ『薬』を作るのか?」という問題はつい最近になるまで解明されていなかったのです。
化学、遺伝子学に関する話を交えつつ、長い歴史を持つ植物たちのまさに「戦略」を分かりやすく解説してくれています。
しっかりと科学的な裏付けがあり、かつ、専門書としてありがちな重厚すぎる内容、押しつけがましさを避けた分かりやすい説明が成されています。
- 天然薬物学、生薬学などを習いはじめの薬学生
- 化学あるいは植物(生物)に興味のある方(一般の方)
- タイトルの答えがもう知りたくなってきた人(笑)

新薬の狩人たち
- 製薬系に進みたい方
- 医師、薬剤師など医療従事者を目指す学生さん
- 化学系出身の方
- 専門的なことはあまり分からないが、身近にある薬に興味がある方
アンサングシンデレラ
こちらは、おそらく史上初、病院薬剤師のリアルを取り上げたコミックです。
「そういえば、医者や看護師について描かれた漫画やドラマ、映画はあったはずなのに、薬剤師を題材にした作品はなかったような…」そう思っていた中、やっと出てきた!
現在薬学生の方が読まれると、意外と知られていない薬剤師の仕事内容や現場の様子について詳しく知ることができ、病院・薬局実習とともに、新たな知見を得られるのではないでしょうか?
一方、薬剤師の方が読まれたら、自分の仕事や生活の様子と照らし合わせてみることができるので、共感できる内容が沢山あると思います。
さらに、将来薬学部を志す方にとっても、きっとプラスになるに違いない!
- すべての薬学生
- すべての薬剤師
- 薬学部に進学を考えているそこの君!

まとめ
今回ご紹介させていただいたのは、大学での勉強内容と併用して用いるとよいものから、一般の方が薬学に興味を持ってもらうための本、医療現場、業界の話題について取り上げた本などのご紹介でした。
薬学部の皆さんだけではなく、一般の方や中高生の方にとっても、今回紹介したもののうち、1冊でも心に留めていただける本があると幸いです。