学年が上がった際や、新たな進学先に進学する際には、どうしても、それまで使っていた教科書や参考書を手放さなければいけないときが来るかと思います。
今回は、中学校や高校、大学受験で使った教科書・参考書・問題集を、少しでも有効に処分するための方法についてまとめていきます。
実際に、高校受験と大学受験を経験した自分の視点も踏まえつつ、少しでも有効な処分方法についてまとめています。特に、
- 大学受験で使用した参考書・問題集などの処分をどうしようか困っている方
- 中学、または高校を卒業したけど、教科書を捨ててしまってよい、迷っている方
という方は、ぜひとも参考にしていただきたいと思います。
目次
解決策1:フリマアプリ・オークションに出品する
まず1つ目の方法が、フリマアプリ・ネットオークションに出品するというものです。
出品先のサービスとしては、どれも皆さんが聞き馴染みがあるところがおすすめだと思います。
- メルカリ
- 楽天フリマ
- ヤフオク など
当たり前ですが、できるだけ大手のサイトの出品する方がよいでしょう。
ユーザー数も多いので、多くの人の目に留まりやすいという特長があります。
また、新年度や新学期など、教材が必要になる時期を狙って出品するのも、買ってもらいやすくするためのポイントだと思います。
解決策2:買取りに出す
学習プラザ
使い終わった教科書や参考書をネットで買い取ってもらう際に、ぜひともおすすめしたいサービスがあります。
それが、「大学受験参考書・赤本、予備校テキスト買取サイト「学参プラザ」」というサービスです。
こちらのサービスは、大学受験で使用した参考書を、手軽に出品して、買取をしてくれるというサービスで、配送、査定の手続きをすべておまかせできるという特長があります。
このサービスの良いところをまとめると、例えば以下のようになります。
- 全国送料無料、返品送料も無料
- ネット申し込み申請後、すぐに発送可能
- 書き込み、記名、蔵書印もOK
- カバー、箱は付属しなくてOK
- 専門スタッフによる、丁寧かつ迅速な買い取り査定
- 買取代金の受け取り方法が豊富
後で注意していますが、本の状態や記名に関する条件もなく、とにかく出品がしやすいのが特長です。
申込みはこちらからできますので、気になった方は、一度覗いてみるとよいかと思います。
「学参プラザ」と同様の他のサービス

実はこのサービスを運営している「株式会社ブックスドリーム」という企業では、他にも
という2つのサービスが展開されています。
これら3つに関しては、より詳しく解説していますので、合わせてぜひご覧ください。

解決策3:兄弟、友人、知り合いなどに譲る
3つ目に有効な方法は、自分の身内や知り合いなどに譲るという方法です。
- 数年後に受験を控えた弟や妹、親戚
- 友人やその兄弟など、年下の知り合い
ただし、人にプレゼントするにも注意が必要です。例えば、
- あまりにも書き込みが多い本
- 既に、その改訂版が出版されてしまっている本
- 本としての状態がひどく、かなり傷んでぼろぼろになった本
これらに関しては、受け取る方も快く使用してくれるとも限りませんので、他の方法で処分することをおすすめします。
ただし、補足情報や解答のメモなど、多少の書き込みであれば、かえって学習する方にとっては理解度を深めたりする上で役に立つ可能性もあります。
- 受け取ってくれた方が、自分なりにスムーズに勉強ができるかどうか?
- できれば、実際にその本の状態を確認してもらうこと
この2点に気をつけた上で、最終的にプレゼントするかどうかを判断すると良いでしょう。
解決策4:古紙リサイクル・資源回収に出す
4つ目の解決策は、自治体の資源回収や、古紙リサイクルのサービスに出して処分してもらうという方法です。
資源回収の場合は、新聞紙や広告、雑誌などと同様に、紐で縛って自治体ごとの案内に従って、資源ごみとして処分します。
この方法は、自分がその本を手放してしまうことはもちろんですが、本としての役目を終えてしまうという決断でもあります。できれば上の3つの方法を試した上で、それでも難しい場合の手段として考えてもらえると良いと思います。
解決策5:あえて残しておく
実は、意外と参考書を残しておいた方が、後々良かったりする例も結構あります。
「せっかく高校受験・大学受験から開放されたんだから、使っていた本もきれいサッパリ処分してしまいたい!」
という思いも分かりますが、後で「やっぱり捨てなければよかった…」ということが無いように、
個人的に、残しておいた方が良いと思う参考書について、ここでは場面ごとに分けて紹介しておきます。
中学 → 高校 に進学する際
紙の辞書
「高校以降では電子辞書を使うから、紙の辞書はなくても問題ない…」とお考えの方もいらっしゃるかおしれませんが、意外とそうとも限りません。
学校によっては、電子辞書の利用を推奨していない高校もあるかもしれませんので、使わないとも言い切れません。
高校 → 大学 に進学する際
1自分の専門分野の本
特に理系の方に当てはまる内容ですが、大学で自分が専攻すると考えられる学問に関する参考書に関しては、ぜひとも保存しておくことをおすすめします。
例えば、化学系に進学するという方であれば、高校時代に「化学」の勉強のために使用していた教科書・資料集・参考書などです。
その理由として考えられるのは、例えば、
- 再度、専門分野の勉強、復習が必要になったときに役に立つかもしれないから
- レポート等の参考文献・資料として使用できる可能性があるから
といったことです。
ただし、こうしたことを言うと、
「大学受験であれだけ勉強したのだから、もう内容は頭に入っているし、参考書がなくても心配ないよ!」
しかし、大学受験が終わりたての頃というのは、誰しも学力が高いのは当たり前です。
大学受験を終えて数ヶ月、数年が立っても、その学力が維持できている保証はあるでしょうか?きっと、大学生になって時が経てば立つほど、大学受験までに身につけていた知識や技能は忘れ去られていくものなのです。
2 バイトで使用する教科書・参考書
これに関しては特に、「大学生になったら、塾講師や家庭教師のバイトをしようかな…」っと、志望している方に限りますが、もしそうした願望がある方であれば、是非参考にして下さい!
特に、基本的な問題集や教科書などに関しては、自分が生徒に教える際にも役に立つことが多いと思います。
難関校を目指す受験生を指導する場合ではない限り、ややレベルの高い参考書を手放しておきつつも、基礎的な内容の本は、残しておくのが良いかもしれません。
教科書を手放す前に注意しておくべきこと
教科書をいよいよ処分しようというときに、絶対に注意しておかなければいけないポイントがありますので、最後に紹介しておこうと思います。
それは、学校名や名前などの個人情報を記入している場合は、予め消してから処分したほうが良いということです。
解決策3や5のように、身内や知り合いに手渡す場合や、もう書物としての役割を終える場合には、その必要はないかもしれません。しかし、基本的に本に記入してある個人情報に関しては、潰しておくことをおすすめします。

思い切って捨ててしまうのもアリ!
今回のまとめとしては、以下のようになるかと思います。
- 状態の良い本は、買取や出品が可能かどうか考える。
- 身内や知り合いで、自分の使った本を役立てられそうな人がいないか考える。
- 将来の自分の進学先、バイト先も踏まえて、役立ちそうな本を残してみる。
- 状態の悪い本は、無理に役立てようとせずに処分する。
ここまで色々と述べてきましたが、後片付けが面倒だという方なら、無理に役立てようとしたり、お金にしようと考える必要もないのかと思います。
特に新年度や新学期の時期というのは、せっかくの節目でもありますから、思い切っていらない本を捨てて、気持ちもスッキリさせてみるのも良いでしょう。
自分ができそうな方法から試していただきたいと思います。お読みいただいてありがとうございました。